
WordPressを一から始めるとき、多くの人が最初に悩みます。
「テーマ、どれを選べばいいの?」
見た目が良いもの、人気があるもの、多機能そうなもの。候補はいくらでもあります。でも正直に言うと、テーマ選びで失敗すると、その後のWordPress人生がずっとしんどくなります。
この記事では、2025年現在のWordPress事情を踏まえて、
- テーマ選びで何を重視すべきか
- なぜ“多機能テーマ”が危険なのか
- 「Gutenberg対応」の落とし穴
をまとめて解説します。
テーマ選びは「デザイン」より「構造」で決まる
テーマは服ではなく、家の骨組みです。
最初に派手さを優先すると、あとで
- 表示が遅い
- プラグインと衝突する
- テーマ変更が地獄
という現象が起きます。
2025年のテーマ選びで重視すべき軸は、次の3つです。
- 表示が軽く、WordPressの標準機能を素直に使っているか
- ブロックエディタ(Gutenberg)が自然に使えるか
- カスタマイズが「足し算」でできるか
この3点を外すと、だいたい後悔します。
「全部入りテーマ」が危険な理由
一見便利そうなテーマほど、内部では
- 独自ショートコード
- 独自ウィジェット
- 独自レイアウト管理
を大量に抱えています。
その結果、
- テーマを変えた瞬間、記事が崩壊
- 中身がテーマに強く依存
という状態になります。
テーマは一生使う前提で選ぶものではありません。3〜5年で変える前提で、縛りが少ないものを選ぶのが現実的です。
Gutenberg時代の現在、テーマに求められるもの
WordPressは2018年にブロックエディタ(Gutenberg)を導入しました。
2025年の現在は、
- Gutenbergに対応するか
ではなく、
- Gutenberg前提で設計されているか
が問われる時代です。
ここで問題になるのが、
「Gutenberg対応です!」と書いてあるが、実はクラシック前提
というテーマの存在です。
2025年でも存在する“名ばかりGutenberg対応テーマ”
残念ですが、これは今でも普通にあります。
理由は単純で、Classic Editor時代に人気だったテーマが、設計思想を変えられずに延命しているからです。
よくある特徴は次の通りです。
- 本文=巨大なHTMLという発想のまま
- 独自ショートコード文化が強い
- レイアウトはテーマオプションで決める設計
- wide / full 幅が効かない
ブロックエディタは開けますが、自然に積み上げて書くことはできません。
なぜ、そんなテーマが生き残っているのか
- 既存ユーザーが多すぎる
- 破壊的変更をすると苦情が来る
- 作者が全面改修できない
その結果、
「一応ブロックは使えます」
というゾンビ状態になります。
WordPress本体は進化しますが、テーマはユーザー事情で止まる。このズレがトラブルを生みます。
実質クラシック前提テーマの見分け方
以下が複数当てはまったら要注意です。
- クラシックブロックの使用が前提
- デモ記事が1枚HTML構成
- レイアウト調整はテーマ設定画面頼み
- ブロック幅(wide / full)が機能しない
見た目が新しくても、中身は古い可能性があります。
じゃあ、何を選べばいいのか
2025年に無難で、長く使いやすいのは
- 軽量で素直なテーマ
- ブロックエディタ中心の設計
- 記事内容がテーマに縛られにくい
この条件を満たすものです。
最初の1本目としては、
- Cocoon
- Lightning
のような「出しゃばらないテーマ」は、今でも十分選択肢になります。
結論:テーマ選びは思想を見る
テーマ選びは、人気投票ではありません。
- そのテーマは、どの時代のWordPressを前提に作られているか
- 記事を書く人を助ける設計か、縛る設計か
ここを見るだけで、失敗確率は大きく下がります。
WordPressは、もう完全にブロック前提の世界です。
テーマも、その未来に足並みを揃えているかどうか。
そこが、最初の分かれ道になります。
コメント