
1. はじめに:設定だけでは限界がある理由
前回の記事では「表示オプション」で項目を減らす方法をご紹介しました。しかし、運営スタイルによっては「カテゴリーも、タグも、SEOスコアも、PV数も、全部一覧でパッと見たい!」という場合もあるはずです。
しかし、表示項目を増やすと、ブラウザは自動的に各列の幅を縮めてしまいます。特にCocoonなどの多機能テーマでは、特定のクラス(.widefat tdなど)に幅の制限がかかっていることがあり、いくら画面を広げてもタイトル列が細いまま……という現象が起こります。
そんな時は、管理画面専用のCSSを適用して、タイトルの幅を「強制固定」してしまいましょう。
2. なぜ「追加CSS」ではなく「functions.php」なのか?
通常、サイトのデザインを変える時は「外観 > カスタマイズ > 追加CSS」を使いますが、あそこに書いたコードは「管理画面」には反映されません。
管理画面の見た目を制御するには、functions.phpというファイルを使って、「管理画面のヘッダー部分にスタイルシートを読み込ませる」という命令を出す必要があります。
3. コピペでOK!タイトルの幅を確保するコード
以下のコードを、お使いのテーマ(できれば子テーマ)の functions.php の一番最後に貼り付けてください。チェックボックスの列も広がってしまうので、チェックボックス列は最小限に固定するコードも入れておきます。
PHP
// 管理画面の投稿一覧でタイトルの幅を確保する
function custom_admin_column_width() {
echo '<style>
/* 管理画面の投稿一覧テーブルの幅を調整 */
.wp-list-table th,
.wp-list-table td {
width: auto !important; /* 一旦、自動計算に戻す */
}
/* タイトル列(column-title)を優先的に広げる */
.fixed .column-title {
width: 50% !important; /* ここをお好みの % や px に調整してください */
}
/* チェックボックス列は最小限に固定 */
.wp-list-table td.check-column {
width: 30px !important;
min-width: 30px !important;
max-width: 30px !important;
padding-left: 6px;
padding-right: 6px;
}
/* チェックボックス中央寄せ */
.wp-list-table td.check-column input[type="checkbox"] {
margin: 0 auto;
display: block;
}
</style>';
}
add_action('admin_head', 'custom_admin_column_width');
4. コードのポイント解説
admin_headフック: これを使うことで、管理画面が表示される瞬間にCSSを注入します。.column-title: これが「タイトル」列の固有クラス名です。ここをピンポイントで狙い撃ちします。!important: 管理画面の元々のルールよりも自分の命令を優先させるための「合言葉」です。min-width: これを設定することで、どんなに項目が増えてもタイトルが一定の幅(例:350px)以下に縮むのを防ぎます。
5. 注意:作業前には必ずバックアップを!
functions.php は、たった1文字のミス(カッコの閉じ忘れなど)で管理画面が真っ白になってしまう非常にデリケートな場所です。
- 作業前に必ずファイルをバックアップする
- FTPソフトやサーバーのファイルマネージャーなど、万が一の時にファイルを直接書き換えられる手段を確保しておく
これらを守って、安全にカスタマイズを行いましょう。
6. まとめ
「表示オプション」で項目を絞っても解決しない場合は、このCSSによる強制上書きが最も確実な方法です。
「情報の網羅性」と「読みやすさ」を両立させて、ストレスのない編集環境を手に入れましょう!
コメント
「3.コピペでOK!タイトルの幅を確保するコード」のところのコードは、当初貼り付けしようと思っていたコードと少し違う内容を貼ってしまっていたので内容を修正しました。
チェックボックスの列のコードを追加しました。