
家族がChromecastでU-NEXTを視聴していたところ、
度々動画が途切れる不安定な状態になった。
ところが、同じChromecast・同じWi-Fi環境で
YouTubeは一切途切れない。
さらに、同一ネットワーク内のPCでスピードテストを行うと
下り約700Mbps。
回線速度としては文句なしの数値だ。
この時点で、
「回線が遅い」「プロバイダが混んでいる」
という定番の原因は、かなり怪しくなる。
回線が速くても安定とは限らない
ネット回線の話になると、
どうしても「Mbps」という数字だけに目が行きがちだ。
しかし実際の動画視聴で重要なのは、
・瞬間的な通信の揺れ
・端末側のバッファ処理能力
・アプリと端末の相性
この3つだ。
YouTubeは世界最大級の配信基盤を持ち、
多少通信が乱れても、先読みや補正で再生を続けてくれる。
一方、U-NEXTは
高ビットレートかつDRM(著作権保護)が厳しく、
通信や端末状態にかなり敏感だ。
つまり、
「同じ回線でも、サービスごとに体感は大きく変わる」。
目を向けるべきはChromecastの内部状態
アプリの設定画面を確認したところ、
Chromecastの空きメモリ容量がかなり少ないことに気づいた。
特に、
・U-NEXT
・TVer
この2つのアプリが、
大量のキャッシュを保持しているように見えた。
ここで一つ仮説を立てる。
実際は通信ではなく、
Chromecastのメモリ不足が原因ではないか?
キャッシュ削除を試した結果
U-NEXTとTVerのキャッシュを削除したところ、
状況は一変した。
・再生開始が速い
・途中で止まらない
・「通信が不安定です」が出ない
つまり、完全に改善した。
なぜキャッシュが原因になるのか
Chromecastは見た目以上に、
メモリやストレージに余裕がないデバイスだ。
キャッシュが溜まると、
・動画の先読み用メモリが確保できない
・メモリが断片化する
・一瞬の処理遅延が発生する
すると、アプリ側は
「再生が止まった → 通信エラーだ」
と判断してしまう。
実際には、
通信は正常なのに、端末が処理落ちしている状態だ。
このとき表示される
「通信が不安定です」は、かなりの冤罪である。
U-NEXTとTVerが特に重くなりやすい理由
U-NEXTとTVerは、
・高画質
・DRM付き
・広告・サムネ・再生位置情報を多く保持
という特徴がある。
そのため、
キャッシュが増えやすく、
Chromecastのメモリを圧迫しやすい。
YouTubeは不要になったデータを
比較的うまく自動削除するが、
U-NEXTやTVerは「あとで使うかも」と保持しがちだ。
見落としがちな重要ポイント
重要なのは、
空き容量の総量ではなく、空きメモリの連続性。
たとえ10MB空いていても、
1MBずつ細切れになっていれば、
動画再生に必要な連続領域が確保できない。
キャッシュ削除は、
・容量を空ける
・メモリの並びを整える
という2つの効果がある。
今回の改善は、
この「メモリの整理」が効いた結果だ。
Chromecastが不安定なときの実践ルール
経験から言える対策はシンプル。
・不調を感じたら、まずキャッシュ削除
・U-NEXT / TVer / ABEMAは定期的に掃除
・月1回程度はChromecastを再起動
・「通信エラー」を鵜呑みにしない
回線速度が速いのに動画が止まるときは、
端末側を疑うのが正解ルートだ。
まとめ
今回のトラブルは、
・回線:問題なし
・Wi-Fi:問題なし
・原因:Chromecastのメモリ圧迫
という結果だった。
デジタル機器は、
苦しくなると本当の原因を言わず、
とりあえず「通信のせい」にすることが多い。
少しだけ内部を気にかけてやると、
驚くほど素直に動き出す。
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