はじめに
スタートアップを整理して、PCが速くなった。気分もいい。
……ところが次の再起動で、
- いつものアプリが起動しない
- 画面が真っ黒で固まる
- なぜかログインに異様に時間がかかる
こういう展開、珍しくありません。
この記事⑤は、スタートアップ周りで実際によく起きるトラブルと、その復旧ルートをまとめた救命マニュアルです。
「やらかしたあとに読む記事」です。予防にもなります。
ケース① 無効にしたら必要なアプリが起動しなくなった
症状
- 常駐ツールが消えた
- 同期が始まらない
- 音量調整やGPU設定が効かない
原因
- 補助ツールを止めてしまった
- 本体と勘違いして無効化
対処
- タスクマネージャー → スタートアップ → 再度「有効」
- Autoruns でチェックを戻す
削除していなければ、ほぼ確実に戻せます。
ケース② PC起動後、動作が不安定になった
症状
- 起動はするが動作が重い
- 一定時間フリーズする
原因
- ドライバ系を無効化
- 起動順依存の破壊
対処
- Autoruns で直前に触った項目を元に戻す
- セーフモード起動 → 復旧
セーフモードは「最低限構成での安全地帯」です。
ケース③ 黒画面・ログインできない
症状
- サインイン後に画面が出ない
- マウスだけ動く
原因
- Explorer 周りの破壊
- Microsoft署名項目の停止
対処
- Ctrl + Alt + Del
- タスクマネージャー起動
- explorer.exe を手動実行
それでもダメなら、
- セーフモード
- システムの復元
ここまで来たら、深追いしない勇気も大切です。
ケース④ 削除してしまった
症状
- チェックではなく Delete した
現実
- 設定は戻らない
対処
- 再インストール
- メーカー公式手順で修復
Autoruns での Delete は、
**「元に戻らない可能性がある操作」**です。
ケース⑤ 何が原因か分からない
アプローチ
- 最近触った項目を洗い出す
- 1個ずつ戻す
- ログを読む(タスクスケジューラ)
焦って全部戻すと、原因が分からなくなります。
予防策(一番大事)
- 変更前にスクリーンショット
- 1回の再起動につき1変更
- Microsoft署名は基本ノータッチ
これだけで事故率は激減します。
まとめ(シリーズの終点)
この5本で、次のことができるようになりました。
- 勝手に起動する理由が分かる
- 正体不明を追跡できる
- 自分で安全に設計できる
- 失敗しても戻れる
スタートアップは、
敵ではなく、管理対象です。
速いPCは、偶然ではなく設計の結果。
このシリーズが、その地図になれば幸いです。
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