Windowsスタートアップ(自動起動)完全ガイド⑥ 対象OSと設計思想編

はじめに

このシリーズをここまで読んで、

  • Windows 10 の話なのか
  • Windows 11 専用なのか

と、ふと気になった人もいるはずです。

結論から言います。

このシリーズは Windows 10 / Windows 11 両対応として書かれています。

しかも「結果的に共通だった」わけではありません。
最初から“差分が出にくい層”だけを狙って設計しています。

この記事⑥では、

  • なぜ両対応と言い切れるのか
  • どこまでが安全圏で、どこからが地雷原か

その設計思想を明文化します。


このシリーズが依拠しているレイヤー

Windowsには大きく分けて、

  • 見た目(UI)
  • 操作方法
  • 内部構造

の3層があります。

このシリーズが扱っているのは、
**ほぼ100%「内部構造」**です。

UIは変わります。
設定画面も変わります。

しかし、内部構造はそう簡単には変えられません。


スタートアップフォルダは何年生き延びているか

  • shell:startup
  • shell:common startup

これらは Windows 7 以降、
パスも役割もほぼ変わっていません。

Windows 11 で見た目が丸くなろうが、
裏側では同じフォルダが読まれています。


タスクマネージャーのスタートアップ

Windows 11 では、
「設定」アプリ側にもスタートアップ項目が移動しました。

しかし、

  • 有効 / 無効
  • 起動への影響

という概念自体は Windows 8 以降ずっと同じです。

このシリーズではUI操作を最小限に抑え
概念だけを扱っています。


レジストリ Run / RunOnce

ここは Windows の化石層です。

  • XP 時代から
  • パスも意味も変わらない

互換性のために、
壊せない領域になっています。

Windows 10 でも 11 でも、
この記事②の内容はそのまま通用します。


タスクスケジューラとサービス

  • Vista で刷新されたタスクスケジューラ
  • NT 系から続くサービス管理

どちらも 10 / 11 で構造差はありません。

違うのは表示位置だけです。


Autoruns for Windows が基準になる理由

このシリーズの軸は Autoruns です。

Autoruns は

  • Microsoft公式
  • Windows 10 / 11 対応を明示
  • 内部構造を直接列挙

という性質を持っています。

つまり、

OS が変わっても、Autoruns が追従する

この前提に立つことで、
記事全体が OS バージョン差から自由になります。


意図的に扱っていない話題

このシリーズでは、
あえて次の話題を外しています。

  • 設定アプリの細かい遷移
  • Windows 11 専用 UI 解説
  • メーカー独自の常駐ツール

理由は単純です。
半年後に記事が腐るから。


正確な対象OS表記

このシリーズを紹介する際の、
もっとも誠実な表記は次です。

対象OS:Windows 10 / Windows 11(共通)
※スタートアップの内部構造に基づく解説のため、UI差分の影響はほぼありません


実はどこまで通用するか

余談ですが、

  • Windows 7 後期
  • Windows 8.1

でも、内容の 7〜8 割は通用します。

ただし、
サポート終了 OS なので、
実運用では触れない判断が正解です。


まとめ

このシリーズは、

  • 特定バージョンの操作手順書ではない
  • 内部構造を理解するための地図

として書かれています。

その結果として、
Windows 10 / 11 両対応という強い耐久性を獲得しています。

流行りのUIは変わります。
しかし、起動の仕組みは簡単には変わりません。

それが、このシリーズが長く使える理由です。

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